今回は、春の時点から夏期講習までに意識することについてのお話です。
昨年の2月に浜学園で開催された「最難関中学進学説明会」のWebを観た感想に基づいて説明します。
『夏期講習までに意識しておくこと』の説明です。
この説明会を見た後の私の率直な感想は…
私は完全に甘く、受験をみくびりすぎ
っていうことがわかりました。
「最難関中学進学説明会」の最難関中学というのは、灘、東大寺、洛南、甲陽、西大和、星光、洛星のことを指します。
私は中学受験をせずに、公立高校から這い上がってきたタイプなので中学受験の厳しさはよくわかっていませんでした。
そのような親は危険そうです。
なんせ自分自身が経験していないことを押し付けてるので子供に厳しくなれず甘くなりますから。
そういう私にも厳しさを教えてくれた説明会でしたが、何点か抜粋紹介させていただきます。
ゲーム、TVやマンガをどうするか
なかなか制御できない部分です。
どのご家庭も入試するしない関係なく、悩みの種なんじゃないでしょうか?
説明会では、
「もうね、ゲームをするとかテレビを見るとかそんなこと言ってるようじゃダメ」
「まず休憩からスケジュールを立ててるようじゃダメ」
とのことです。ドンピシャにうちのことでした。
当時、春期講習中で15:50〜20:40まで授業なのですが、午前中〜出発前まで宿題とか復習をするわけです。
しかし、、、
長男は8:30ごろに起きてきてまずゲームをします。30分くらい。もっとかも。
それから勉強を始めます。なかなかゲームスタートを変えられない状態でした。
浜学園の先生が聞いたらめっちゃ怒られそうを通り越して呆れられそうですね。
ただ、前日に明日やることを決めていました。
計画ノートに最低限やらなければいけないことを書いて、翌日こなすと言う形にしています。
字が汚いですが、下の写真がそれです。
長男と夜に一緒に決めていました。
話を戻しますが、
「ゲーム時間をどのように減らすか?」
についてですが、やはり自主的に減らしていくように仕向ける必要があると思います。
隠すというのも一つの手段ですが、親が見ていないときに探し回って時間の無駄をするだけの可能性が高いです。
では、どうやって自主的に減らすようにしていくか?ですが、
✅志望校の見学会に参加する
✅志望校の過去問をやって打ちひしがれる
✅ライバルに負けていることを親が煽る
などです。
私はライバルに負けていることをよく煽っていました。
志望校の文化祭や説明会などへの参加は、やはりモチベーションが上がります。
実際に学校に行ってみることは一番のやる気スイッチかもしれません。
過去問をやって打ちひしがれる…は、逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
やる時期としても早すぎるので、さらっとみさせて、今の実力との距離を測る程度でいいと思います。
他には、、、自主的にできる様になるまで側にいてあげることも大事でしょうか。
問題が難しすぎるのでできないと放棄したくなるんですよね。
そこでちょっとだけヒント出したりできるように見守ることが大事かなと思います。
難しい問題といえど、大体はパターン問題、あるいはパターン問題の組み合わせなので、最初は解けなかった問題も根気強く続けていくと自力で解けるようになります。
自力で解けるようになると、自主的にやれるようになります。
物理で「動いているものを動かす力(動摩擦力)より止まっているものを動かす力(静止摩擦力)のほうが大きい」というように、初めの方はより大きな力が必要なので親が少しアシストしてあげると良いかもしれません。
動き出すと、自分の力で解けるようになってくるので見守らなくても自然と解ける様になったり、解けなかった問題を復習したりするようになります。
特に算数は、小さいことの積み重ねで付け焼き刃の力がつきにくいので、日々コツコツが大事になってきますね。
5年生の2月時点で夏に入試があると思え
長男が通っていた浜学園でのキャッチフレーズです。
とにかく夏までを一つの目安として頑張るようにさせる効果があるようです。
2022年は最難関中学7校の募集人員1495名のうち浜学園の占める割合は61.0%だそうです。
すごい合格率ですね。
この数字を叩き出す指導はというと、
✅夏に入試の本番があると思え→夏に合格できるくらいに仕上げること
✅親も半年を切ったと思え
✅5回中4回A判定を目指せ
などなどです。
5年生2月の時点では、正確には入試まであと1年あるわけですが、あと1年あると思うと人間が考えが甘くなります。
あと半年、6ヶ月となると追い込まれた気持ちになりますよね。
日数にすると180日。あっという間です。
また、6年生の秋以降での志望校模試5回中4回でA判定を取れれば、90%近く合格できるようです。
逆に言いますと、それだけA判定出してても10%弱は落ちてしまうということです。
私ごとですが、大学受験の志望校別テストで、駿台とか河合とかで京大医学部がほぼA判定でした。
しかし、前期の京大医学部に落ちてしまいました。愕然としたことを覚えています。
まぁ、身をもって知っているので、このマイナス体験が自分の子供にも保守的に働きそうな気がします。
しかし、できるだけ志望校のレベルは高めに設定する様にお尻を叩いています。
志望校のランクを下げてしまうと、結局、もっと下がってしまうのでできるだけ高く設定すべきです。
とにかく、時間を区切って目標設定し、常に上を目指して努力することが肝要ですね。まぁ大人になっても同じことが言えます。
算数は大事
これはやはり、算数で差がつきやすいということです。
これは完全にAgreeです。
大学入試においても差がつきやすいのは、「数学」です。日々の積み重ねの結果が一番反映されやすく、また、一問ごとの配点が大きいため、全くわからないと物凄い差がついてしまうわけですね。
さらに、算数は日々の積み重ねがもろに結果に出ます。積み重ねてたとしても得点に結びつかないこともあり得ます。
ただ、難しい問題の多くは「パターン問題の組み合わせ」のことが多いので、日々の訓練でそのパターン問題の組み合わせに気づくかどうかにかかってくると思います。
大学入試でも同じで、問題をよく読み解くと、簡単なパターン問題を組み合わせてるだけでそれに気づくとめちゃくちゃ簡単に感じることがありました。
中学受験の算数を見ていると、一見難しい様な問題でも簡単なパターン問題を組み合わせてるだけのことがあります。
また、数学は国語の2倍以上差が開きやすいようです。浜学園が算数に特に力を入れており、灘中においては、合格平均点より20点以上も算数の得点が高いようです。
寝る以外は勉強
特に夏休みは天王山で、寝る以外は勉強しないといけないようです。
実際、夏期講習と一般授業の両方があるため、ずっと塾に缶詰になるのでそのようになるのでしょう。
まとめ
5年生2月の段階で意識することは以下です。
✅ゲーム、テレビを減らす、やめる。
✅夏に入試があると思って勉強する。
✅算数は大事。国語よりも差がつきやすい。
✅寝る以外は勉強する。
これができるかどうかが鍵となってきます。
最後に長男の春前の2月3月の成績です。
12月1月は公開学力テストでミスが目立ったため、Vクラス(一番上のクラス)からSクラスに落ちてしまいましたが、またVクラスにカムバック果たせました。
当時はこのまま順調に行って欲しいとねがっていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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