先日、自分の子供に初めてインフルエンザワクチンを打ちました。
いつもは近所のクリニックで打ってもらっていましたが、今回からは自宅で打つようにしました。
長男が平日は学校と部活、土曜日も午前中は学校で午後は部活とワクチンを打つ暇がないためです。
手伝っている知り合いのクリニックでワクチンを原価で譲ってくれるとのことで3兄弟と妻を自宅で打つことができました。
原価は1人分で1500円ほどです。
初めて子供達にワクチンを打つためか、子供達はやや興奮していました。
「お父さん、上手にできるの?」
とか
「今までやったことあるの?」
とか。
失礼な質問ばかりぶつけてきます。
そこを華麗に接種してあげて黙らせることに成功しました。
こちらとしては何気ないことでしたが、子供にとってはすごく新鮮だったようでやってよかったです。
父の医師としての威厳をみせつけられてよかったです(笑
さて、
インフルエンザワクチンを何回打つべきか?
ですが、実は13歳未満でも1回で良いのです。
うちは基本的に1回しか打っていません。
理由は?
日本では13歳以上は1回接種だが、13歳未満は2回接種を原則としています。
一方、WHOは9歳以上は1回接種を推奨しています。
米国のCDCも同じく、9歳以上は1回接種としたうえ、前の年にワクチンを打った場合は、生後6カ月から8歳でも1回でいいとしています。
日本だけが謎に2回なのです。
ワクチンの添付文書を見ると…
3歳以上の場合、1回目も2回目も抗体獲得率に大きな差がないのです!
ちなみに、3歳未満だと、、、
やはり初回は2回の接種が必要なのがわかります。
ということで、、、
9歳以上は1回接種としたうえ、前の年にワクチンを打った場合は、生後6カ月から8歳でも1回でいい
でしょう。
インフルエンザワクチンの2回接種に固執する小児科医は…いいお医者さんとは言いにくいでしょう。
子供を2回も注射に連れていくのは非常に大変です。
費用も予定も何もかもが負担となります。
ママやパパを助ける立場にある小児科医が執拗に2回の接種を求める理由がわかりません。
ですから、
2回接種を推奨するかどうかはいい医者かどうかのリトマス紙
と考えるようがいいでしょう。
もちろん、合併症や状況によると思いますが、一般的には1回でいいかと思います。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
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