【中学受験】短期計画と長期計画を必ず立てる【小6秋のポイント①】

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今回は、小6の9月からやっておくべき9つのポイントを説明します。

ぱぱりん

9月も中旬を過ぎると残り120日を切ってきて、いよいよ本番が近づいてきた感じがします。

9月になってくると、

「あ〜あれもやってない。これもやってなかった。」

「また点数が悪かった。志望校に受からないかも。」

などなど、不安や焦りが出てきてしまいます。

しかし、以下に挙げるポイントを押さえて、4ヶ月乗り切ればいい結果を勝ち取るチャンスが出てくるでしょう。

ぱぱりん

結論、9つのポイントは以下のようになります。

9月からやっておくべき8つのポイント
  1. 短期計画長期計画を必ず立てる
  2. 目標をもってテストに臨む
  3. 重要な宿題(復習)は必ず提出する
  4. 結果やミスは確認しても引きずらない
  5. 受験予定校の見学会・説明会・プレテストに参加する
  6. 過去問願書・調査書の準備
  7. 学習スケジュールの管理
  8. 精神面の管理(対話)
  9. 冷静な判断

どれも単純なことですが、徹底することは難しいですね。

ただ、漠然と120日を過ごすより、やることを定めて有意義に過ごすことで雲泥の差がつきます。

ぱぱりん

必ずポイントを押さえながら進んでいきたいですね。

それでは、早速、それぞれのポイントについて説明していきますが、一つ一つが長くなるので、今回は1番の「短期計画長期計画を必ず立てる」を説明いたします。

目次

短期目標と長期目標を必ず立てる

ぱぱりん

やることが行き当たりばったりですと、結局どれくらい進んでいるのかわからなくなります。
必ず目標を立てて進めましょう。

毎日、今日は何やる?っていうところから始めると時間のロスが大きくなります。

今日はこれはちょっと気分が乗らないから、これをしよう

などと、その日の気分でやっていると、好きな分野や教科ばかりやってしまい苦手分野が置き去りになってしまいます。

ぱぱりん

では、9月以降にどのように目標を立てながら進めていくか検討してみましょう。

短期の目標を立てる

ぱぱりん

短期の目標は、塾から課される宿題をベースにするのがよいでしょう。
プラスとして、「過去問」です。

どの塾も秋から冬にかけては頻出分野を重点的に練習していくようにカリキュラムが組まれていると思います。

それに合わせて、短期の目標を立てていくのが効率が良いです。

上の表は、浜学園で秋以降で扱う算数の分野となります。

どの分野も入試でよく出る分野であり、差がつきやすい分野となっています。

効果的に進めるには、

授業を受ける
→宿題で復習する
→復習テストで確認
→テストで間違ったところを復習

という流れです。

例えば、「場合の数」が苦手であるとすると、「場合の数」を扱う授業のときに目標を合わせて、

集中して授業を受ける
→宿題を妥協しない
→復習テストで高得点を狙う
→間違ったところを復習する

という感じです。

ぱぱりん

できれば、この流れで、志望校の過去問の「場合の数」をピックアップして集中的に習得してしまいましょう。

上記の流れを前提として、各教科いずれも宿題をベースに1週間の予定を立てて進めていくことをお勧めします。

例えば、私の長男(小6)の場合、

男の1週間の主な流れ

☑️ 月曜日(レギュラー算数の授業)→算数Bクラスの問題15題を学校から帰って塾行く前に終わらせる。帰宅後に最高レベル特訓と志望校別特訓の宿題。

☑️ 火曜日(塾休み)→水曜日の理科の宿題、金曜日の国語の宿題を終わらせる。最高レベル特訓と志望校別特訓の宿題をできるだけやる。

☑️ 水曜日(レギュラー理科の授業)→理科の宿題の復習(2回目)と国語の宿題の残り。帰宅後に最高レベル特訓と志望校別特訓の宿題。

☑️ 木曜日(志望校過去問特訓)→宿題やる時間なし。

☑️ 金曜日(レギュラー算数と国語の授業)→学校帰宅後に宿題やる時間なし。塾帰宅後に最高レベル特訓と志望校別特訓の宿題。

☑️ 土曜日(最高レベル特訓算数と理科)→午前中に過去問をテスト形式。最高レベル特訓の宿題を終わらせる。

☑️ 日曜日(隔週テストと志望校別特訓授業)→帰宅後に算数Cクラスの問題10題、最高レベル特訓と志望校別特訓の宿題。

というような1週間の大まかな流れを決めています。

ぱぱりん

朝は間違った問題を集めた「復習ノート」で復習しています。

朝の復習については、すごく効率的にもお勧めなので、また記事にします。

このように、1週間の流れを決めておかないと、行き当たりばったりではこなせない量なので、上記のように大まかな計画を立てています。

ぱぱりん

今からでも遅くはないので、お子さんの1週間の授業、その内容ごとに大まかな予定を立てておきましょう。

予定を立てていく中で、

今週は、苦手な「立体」の授業がある週だから、算数は重点的に集中しよう!

とか

来週は、志望校で頻出である「太陽の動き」の授業があるから、理科に集中しよう!

というように、声をかけたり、カレンダーに目立つようにマークしておくのも良いでしょう。

その中で、やはり「取捨選択」をしています。

得意分野はさらっと流す感じにして、苦手分野はより一層力を入れてこなすという感じです。

ぱぱりん

全部全力でやっていたら気持ちも体力も持ちませんし効率も悪いです。

子どもだけで予定を立てると得意分野に偏りがちになってしまうので、できれば親御さんが計画をサポートしてペースメーカーになって上げるのが良いでしょう。

ぱぱりん

子供だけに任せると、まだ小学生ですから、苦手な分野は置き去りになってしまいます。

冬ごろになって、

あんた!なんでこの分野を復習してないの!

と、怒ることにならないように今から計画を立てていきましょう。

✅ 塾のカリキュラムに合わせて、1週間ごとに宿題と復習の大まかな流れ、予定を立てる。
✅ どこに力を入れるべきか具体的にする。
✅ 親のサポートが大事。

毎日の目標を立てる

非常に大変なことですが、毎日の目標を決めていくとより効果的です。

ぱぱりん

以下は、浜学園で紹介されている手法です。ぜひ参考にしてください。

学習スケジュール表を作成し、時間を決めて学習する。

できる限り具体的な≪毎日の学習スケジュール表≫を作成してください。

例えば、8時から9時30分の時間帯で「日曜志望校別特訓の算数の宿題をする」と計画したとします。

まず、

「この時間帯で算数の宿題をやりきる!」

という強い意識を持ってください。

そして、その計画を実現するための学習方法を工夫することを考えてください。

次に、工夫の例を挙げておきます。

学習能率を上げる工夫

① 自分の得意な問題から手をつけていき、難問は後回しにする。

② 難問に費やす時間は最大10分までとする。 真剣に10分考えてもわからない時は、解説を読む。

→ 理解できたならば、その問題を解き直す。

理解できなければ、問題番号に印をつけ、質問する。

時間を意識して学習を進め、さらに、工夫をこらすことでテストに強い受験生になることができます。

つまり、家庭学習がテストの練習となるような学習方法を実践することが大切です。

長期的な目標

ぱぱりん

長期的な目標は、もちろん、志望校への合格ですが、それをより具体的にしておきましょう。
そこで重要なのが「模試」になります。

塾ごとに、クラスごとに、マイルストーン(目標)となる模試が予定されていると思います。

これらの大事なマイルストーンとなるべき模試において、

志望校判定模試で、A判定を80%の確率で取得することを目指す

という目標を立てていきましょう。

ぱぱりん

80%の確率で「A判定」を獲得することは容易ではありません。
しかし、確実に合格を目指すのであれば、この目標設定は必要です。

中学受験は、浪人はできないので、できるだけ合格率を上げていくことが大事になってきます。

ぱぱりん

80%の確率で「A判定」を獲得できるお子さんは合格者の30%くらいだそうです。それくらい厳しい目標となりますが、達成できれば大きな自信となります。

模試の結果には、必ずしも一喜一憂すべきではありませんが、最終的に受験校を決める際に大事になってくるのは間違いありません。塾側も無理な冒険はさせられないので、結果をもとに冷静な判断をされます。

ぱぱりん

節目の模試を長期的な目標として、短期目標をこなしていくと、合格への過程が具体的で、明確になってきます。

下の日程表は、浜学園の9月以降の重要な模試、テストなどのイベントになります。

これをもとに長期的な目標を立てていくことになります。

さらに、これらの模試に合わせて、勉強の計画を立て、コンディションを整える練習をします。

ぱぱりん

模試に合わせてコンディションを整えるということも重要です。
練習でコンディションの整え方、ルーチンなど決めておくことで本番の前日も比較的心穏やかに過ごすことができます。

また、模試でも緊張感を持ってやることで、本番の緊張感にいい意味で慣れることにもつながります。

このようにして、

模試を本番のように受験する

ことで、本番に向けて精神的な訓練もしていくと良いです。

ぱぱりん

9月以降の模試は、受験校を決定するだけでなく、本番に向けてのさまざまな練習になります。

次の模試では、短期目標で習得した分野がでたら解けるようにしようなどと長期的な目標を立てていくとさらに効果的です。

ぱぱりん

授業、宿題を軸に短期目標にしつつ、それを習得したかどうか長期的な目標である模試で確認しながら合格まで進めていきましょう。

もう時間がない、計画なんか立ててられない、目標がしぼれない

などと匙を投げてパニックになって親子ケンカしても時間を無駄に浪費するだけです。

親御さんが冷静にプランニングし、お子さんを合格へと導いてあげましょう。

まとめ

今回は9月からやっておくべきポイントの1番の「短期計画長期計画を必ず立てる」を説明いたしました。

ぱぱりん

あと120日と焦りますが、目標とそれを達成するための計画を立てていくことで、残り120日の過ごし方がだいぶ変わってしまいます。

今回ご説明した「計画を立てる」は、のこり時間が短い「今」が効果的です。

なぜなら、残り時間が短いのでより集中できるからです。

ぱぱりん

そして、今からでも偏差値5程度であれば「逆転」は可能です。

しっかりと計画をたてて、のこり120日を有意義に過ごし、「これだけやったから大丈夫だ」という自信につなげていきましょう。

「計画通り進められた」という実績は、「これだけやったら大丈夫」という自信につながる

ぱぱりん

計画を立ててやり切ることは、このような「自信」を得るためと言っても過言ではないです。

親御さんもお仕事をしている中、お子さんのサポートが大変だと思います。

私もそうですが、のこり120日、全力でサポートしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は、ポイントの2番目以降をご説明いたします。

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ぱぱりん

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安心して自分の子供を預けられる塾です。

関西を中心に、灘をはじめとする最難関中学から難関中学まで幅広く多数の合格者を輩出しています。

学園とは?

中合格者数は2022年は96名で、18年連続37回目の日本一を達成。

甲陽中学合格者は97名で、12年連続日本一達成。

星光中合格者数は、113名で5年連続日本一達成。

東大寺中は150名(5年連続日本一達成)、西大和中は234名(13年連続日本一達成)。

洛南中は147名(14年連続日本一達成)、洛星中は89名。

☑ 男子最難関中(灘、東大寺、洛南、西大和、甲陽、星光、洛星の7校)の合格者数は合計926名(募集人員合計1495名の61.9%)を占める。

ぱぱりん

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この記事を書いた人

⭐︎中規模病院で勤務医をしています。
⭐︎子供は男の子が3人いて、遊び、ふざけ、いたずらでカオスな毎日を送っています。
⭐︎子どもの中学受験を通じて、子育てや受験に関しての情報発信を行なっています。
⭐︎好きな教科:算数、理科、数学、物理、化学とゴリゴリな理系マッチョです。

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