今回は、関西統一日翌日である1月16日のお話です。
前回のブログでは、関西統一日(1日目と2日目)である1月14〜15日のお話について書きました。
本命校受験で長男は得意の算数が不発で精神的に落ち込んでいました。
どのようにサポートしたらよいのか非常に悩ましかったです。
前回の記事では、どのようにショックを引き摺らないように声かけをしたのか書きました。
追加で、私が長男に実際にやってみた『うまくいっていない時に立ち直る方法』について説明します。
ひとつは、
過去の良かった成績を見せる
ということです。
うまくいっていない時には、周りが見えず、
「自分だけがうまくいっていない」
と思いがちです。
こんな時はとにかくポジティブな方向に仕向けるしかありません。
模試などで良かった成績をみせて、
「おまえより下がたくさんいる。だれもが間違いなく苦しんでいる。」
と言い、劣等感に苛まれた心を前向きに持っていくことが大事です。
「他人と比べるなんて下品すぎる」
とか
「下がいるなんて言い方できない」
とか言ってる場合ではありません。
もう戦いは始まっているので、気持ちをなんとしてでも立て直さないといけないのです。
もちろん、試験前に「いい成績」をみてから受験するのもよいでしょう。
一部の超絶トップ勢を除いて、だんごの世界です。
だんごの世界の勝ち負けには『ちょっとした差』しかないのです。
その差を生むのは、
精神的な要素
です。
あらゆる手段を使って、精神的に「勝てる」という気持ちにしていくことが大事です。
過去の模試で一番いい成績のものを持参して、道中で眺めて気持ちを前向きに持っていくことも大事です。
スポーツ選手は不調のときに調子が良かった時のビデオを何回も観ています。
受験においても、うまくいってない時、あるいは、これから大事な戦いに臨む時は「一番良い成績」をみて「自分が解けなかったら誰も解けるはずがない」と頭に刷り込む必要があります。
私自身、当然受かるものとして油断していたので、直前の過ごし方が失敗したなと今になって思います。
長男も直前は緊張していなかったと言っており、油断していたのかもしれません。
それが想定外に難しいと「こんなはずじゃない」とパニックに陥ってしまいます。
そういうときは、「みんなは、できているに違いない」というマインドになってしまいます。
直前の気持ちの持って行き方は非常に大事です。
二つ目は、
塾の講師の先生に勇気づけてもらう
です。
親がいくら大丈夫などと勇気づけても効果がない場合があります。
二日制で1日目がうまくいかなかった時は、1日目の終了後に塾の講師から
「誰もが難しかったと思っている。明日頑張れば十分に逆転可能だよ」
などと電話してもらうようお願いするのです。
ずっと教えてもらった講師から直接言ってもらうことで落ち着きを取り戻せます。
私の長男も初日を終えて落胆している時に、直接、講師の先生と電話させてもらって落ち着きました。
また、二日制の試験ではなくても、次の学校の試験に影響を及ぼさないように切り替えるためにも講師の先生からのアドバイスは有効です。
とにかく、落ち込んで親から何を言っても打開できそうになければ、講師の先生の力を借りましょう。
親よりもずっと教えてきてもらった講師の先生のほうが効果的な場合も多いです。
大好きな先生がいれば、その先生を指名した方が良いでしょう。
さて、1月16日は洛南戦です。
当日朝7時から浜学園京都校でミニ講座を受けて洛南に向かいます。
朝早すぎるので、京都のホテルに泊まりました。
PM9時くらいについて、長男には直前講習のプリントと過去問を眺めさせました。
洛南は、偏差値的には専願は受かる範囲でした。
ただ、出願は超難関の併願(灘中レベル)で提出しています。
なぜ?
もし万が一、第一志望の甲陽に落ちた時、洛南を併願から専願に変えられるからです。
どうやって?
所属する塾に連絡して併願を専願に変えられるようです。
もちろん、期限はあります。受けた本命の中学によって期限があるようです。
ですから、併願でだしておいて、もしもの場合に備えてチェンジできる心算でいました。
過去問は2022年の1年分だけで、志望校別模試は受けたことないという状態で臨みました。
今思えばもうちょっと過去問や模試を受けても良かったのかなとも思いますが、当時は甲陽模試やレギュラーのテストでお腹いっぱいの状態でしたので、なかなかやらせようとは思えませんでした。
こんな状態で不安かな?と思いましたが、あまりプレッシャーに感じていないようでPM10時から6時過ぎまでぐっすり寝ていました。
1月16日朝は浜学園京都校でミニ講座をうけて洛南中学に向かいました。
比較的早く向かったので混んではいませんでした。
しかし、見送ってホテルに戻る頃には校門前からずらっと順番待ちで大行列になっていました。
当日は早めに向かうのが良いでしょう。寒い中、待たないといけないので。
試験が終わり会場から出てくると仲のいい塾友達と話しながら出てきました。
「まぁまぁできた」と言って表情は穏やかでした。
「算数はほぼできて、理科もできないのはほとんどなかった」と話半分に聞いていました。
できたと言って凡ミスオンパレードの可能性はあります。
とにかく、ホッと一息して京都駅でお茶しました。
「抹茶を飲んでみたい」とのことで抹茶を飲みました。
そして、16時に発表がある運命の甲陽合格発表に備えました。
合格発表の様子については次の記事にしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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