今日は、1月9日で関西統一日の1月14日まであと5日です。
今日は前受校の「愛光中学校」の受験でした。
昨日は「北嶺中学」の受験でした。
その様子については、別記事を参照ください。
前受校は受験したほうがよいのでしょうか?
結論から言うと、前受け校は受けるほうが良いです。
いきなりぶっつけ本命だと、精神的に動揺すると思います。
なぜか?
周りが受けているのに自分だけが受けていないという不安が生まれる
のです。
周りのお子さんが前受校を受けて、すでに「合格」を勝ち取っているという状態だと、いくら行かない学校の合格といえど精神的な余裕が違います。
周囲が合格を勝ち取って自信が上昇中にあり、自分だけが受けていない状況ですと精神的に動揺してしまいます。
塾と中学校の金儲けもゼロとはいえませんが、実際のところは、受験生のためと言えるでしょう。
特に複数の前受校を受験する場合は、一つは難しいところが良いと思います。
自分のレベルより低いところばかりだと緊張感が本命と同じように保てないからです。
サッカーや野球の日本代表と同じで、本番前に強豪と練習試合するのと同じです。
下手したら落ちるかもという緊張感がより成長を促します。
もちろん、落ちて精神的に落ち込むという可能性もありますが、ベネフィットのほうが大きいでしょう。
まぁ、落ちたとしても「合格してたよ」と嘘をついてもいいと思います。
「不合格」と知ってしまったとしても、「まぁ練習でよかったね」と誤魔化しましょう。
長男は昨日は北嶺を受けたのですが、偏差値的にも北嶺より上の愛光は昨日より少し緊張している様子でした。
模試の偏差値的も十分上なのですが、やはりちょっとでもミスると不合格になるという緊張感を感じているようでした。
というのも、大阪会場(松山以外)は松山会場より合格最低点が高いのです。
松山会場より松山以外は合格最低点が40点も高いです。
本当に受かりたいのであれば、松山まで受けにいくのが良いでしょう。
ちなみに、3教科(国算理)の場合は、3教科の合計得点に4分の5をかけたものが得点となります。
「愛光中学校」は愛媛にある名門私立中学校です。
県外や県内でも遠方であれば寮生活になります。
私の大学時代の友人(同級生)も愛光出身でした。
浜学園では、1月14日と15日の関西統一日の練習として1週間前に前受校を勧めています。
✅ 1月8日:北嶺中学
✅ 1月9日:愛光中学
を関西統一日の1日目と2日目のシミュレーションとして受けます。
受験者数が多いため大阪の会場も用意されています。
北嶺と違って、浜学園専用の会場ではありませんでした。
浜学園だけでなく、日能研や希学園のリュックを背負った生徒さんをみました。
3教科と4教科では実施場所が異なるので注意が必要です。
長男が受験場所は「新梅田研修センター」でしたが、大阪駅から子供の足で15分くらいあればつきます。
今日は、朝6時30分に出発し7時30分くらいに会場につきました。
本番開始前に、ミニ講座があるために7時40分までに着く必要がありました。
電車に乗っている時間は40分くらいなのですが、長男は乗り物酔いがひどいので電車の中では勉強はできません。
私の乗り物酔いが遺伝したのかもしれません。
薬は?と言われるかもしれませんが、酔い止めは飲まないほうがいいと思います。
理由は、酔い止めは「抗ヒスタミン」という成分が主成分で、これが「眠気」を催すのです。
ですから、薬は飲ませずに現地に向かいました。
持ち物の注意事項に、
携帯電話は持ち込み禁止
と書いてありましたが、係の人に伺うと電源を切っていたら持ち込んでも良いとのことで電源を切って持たせました。
携帯を持たせていないと、お迎えのときに何らかのトラブルで出会えず電話できないと面倒なので聞いてよかったと思いました。
会場に近づくに従って、少し不安になったのか、
「愛光、受かるかわかんないなぁ」
と弱気発言。
というのも、過去問を1年分やったのですが、算数国語理科の3教科で合格最低点プラス10点でした。
しかし、これにはわたしたちがこのブログを書くまで気づいていない罠がありました。
それは、「3教科は4分の5倍する」ということを忘れていたのです。
だから、いまのいままで、320点中270点くらい(85%)も取らないと受からないと思っていたのです。
そんな精神状態で受けにいった長男に「すまん」と心の中で今思っています。
さて、昨日の繰り返しになりますが、愛光の偏差値は、下記のようになります。
北嶺の一般入試が54くらい、愛光が57くらいでA判定になります。
なお、北嶺の『特待』は偏差値60くらいになります。
ここで出している偏差値は、浜学園のテストで出される偏差値になります。他の塾よりも5〜10くらい低めです。
長男は、北嶺一般と愛光の前受を受けます。
浜学園の小学6年の秋頃〜冬にかけての模試などの結果から上記のように判定を出してくれます。
西大和中学校がA判定くらいのレベルですと、前受け校としての北嶺一般と愛光が勧められます。
長男の志望校は2日制ですから、前受け校も2日連続で受けるようにしました。
会場に着くと、浜学園の講師陣だけでなく、希学園の講師陣も応援に駆けつけていました。
休みなく出向いている講師の先生は、本当にお疲れ様です。
合格最低点を勘違いしたままでしたので、厳しい戦いだろうなぁと思いながら送り出しました。
階段を駆け上がっていく姿は若干不安そうでした。
4時間近くで待機して迎えにいきました。
待機したのは、家に帰ってしまうと何かあった時に駆けつけるのに時間がかかるからです。
まぁ帰るのも面倒なので漫画喫茶などで時間を潰しました(漫画読まずに何もせず寝てただけです)。
会場付近には、かなりの数の親御さんたちが待機していました。
中学受験の熱狂ぶりがわかる光景でした(まぁ私もその一人なんですが)。
少し待ったら、長男が出てきて開口一番、
「算数は満点だったと思う」
と、自信満々の発言。
正直なところ、試験後の「よくできた」発言はあまり信用できません(笑)。
というのも、考え方は合っていても凡ミスなどのオンパレードで自己予想より下になることが「定期」です。
理科は一題よくわからないのがあったとのことでした。
しかし、
「国語は自信ない。国語だけで落ちるかもしれない。」
とのことでした。
国語は苦手な選択問題中心ですので、自信がないのでしょう。
本来であれば、テスト後にテストの出来を話してはいけないとのことですが、自らペラペラしゃべってくれます。
しかも、衝撃的なことを喋り続けます。
「(試験終わって回収されるまでに)となりの子が『答え合わせしたいから答案を見せて』っていうから見せてん」
とのこと。
「隣の子と全部答えが一緒だったから二人とも100点かも」
と笑顔。
いやいや、試験後の回収までの時間といえど下手したらカンニングでお互い不合格になりうるから、
「本命では絶対やらないでね」
とお願いしました。
まじで、油断も隙もない…なにが起こるかわからない。これが小学生男児よな…と思い知りました。
帰り道、そんな話をしながら昼ごはんを食べました。
昼ごはんが出てくるまで、携帯を貸してというから貸すと、何やら検索しています。
早速わからなかった問題の検索をしているんです。
あまり答え合わせは良くないと言われていますが、本人がやろうとすることは止められないです。
まぁ、向上心があって良いと思うようにしました。
ご飯を食べ終え、浜学園に向かいます。
というのも、直前講習が15時から20時30分まであるのです。
実に、朝6時30分出発で、
7時30分からミニ講義
9時から愛光の本番
14時30分から20時30分まで浜学園で直前講習
と、ブラック企業顔負けのブラックっぷりです。
小学生からこの過酷さを耐えられるなら、あらゆる過酷を乗り越えられると思います。
明日からも直前講習などが続きますが、体調を見ながら計画していきたいと思います。
明日1月10日からは学校が始まりますが、本試験が終わるまで休ませます。
次男も三男もコロナとインフルエンザにうつったら洒落にならないので休ませます。
兄弟を休ませるのは心苦しいところもありますが、誰かがうつると間違いなく長男に移ってしまいます。
もううつってしまったらかなり大変なので休ませるという判断にしました。
愛光の問題ですが、
✅ 算数は問題と解答用紙が一体型なので持ち帰れず
✅ 国語:大問1が知識問題、大問2が論説、大問3が物語で構成
✅ 理科:大問1が植物、大問2が地学(地層)、大問3が溶解や化学、大問4がてこ、大問5が電流
という感じでした。
来年以降、受験される方の少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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