今回は、小6長男の9月の成績推移を記したいと思います。
過酷な夏を終え、9月のテストで成果を出したいところですが…
長男は、過酷な夏休み、ろくに遊ぶ時間もなく勉強に頑張ってきたのですが、9月のテストで成果はでたのでしょうか?
9月に受けたテストの成績などを見ていきましょう。
日曜志望校別特訓
浜学園でもっとも大事な授業と位置付けられている講座が「日曜志望校別特訓」です。
✅ 志望校の入学試験にフォーカスした授業で構成される。
✅ 志望校ごとに授業があり、さらに成績上位からクラスが編成される。
✅ 第1と3週の日曜日に開催される。算数は2コマ、国語と理科は1コマずつ(1コマは2時間)。
✅ どの授業も初めにテストがある。成績が集計され順位が発表される。
✅ 志望校合格に向けて、最も重要視される授業。
浜学園でどのように「日曜志望校別特訓」を家庭学習で位置付けているかは下写真をご覧ください。
全体をフォーカスするレギュラーの授業より「志望校」にフォーカスを当てた「志望校別特訓」が重要視されます。
9月になると残り4か月、これを執筆しているのは10月で残り100日となっています。
このような状況では、「志望校」に特化していく授業が重要視されます。
限りない時間の中で、宿題の力のいれかたも「志望校別特訓」に比重を置いています。
長男は、関西トップである灘中学は難しいと感じたので、2番手校を目指しています。
2番手校でもかなり厳しい道のりですが、なんとか食らいついています。
長男が受講している志望校別特訓では、成績順位ごとにクラスが1~4組まであります。なんとか1組に所属できています。
どの『組』に所属できるかは結構重要です。
クラスごとに合格率が大体わかる
これがポイントです。
塾は長年の歴史で、志望校別特訓で『どのクラスに属しているか』で大体の合格率を把握されています。
1組だと合格率は〇〇%、2組だと□□%、というように尋ねたら教えてくれます。
ライバルたちもひしめく中で自ずと緊張感も高まりますね。
そのような過酷な競争の中、成績を維持できるのかどうか大きなポイントです。
それでは、その成績を見ていきましょう。
日曜志望校別特訓の算数
算数は1日で2コマあり、それぞれ授業の初めに復習テストと実力テストが行われます。
36人在籍する1組での長男の成績です(2~4組は含まれません)。
算数は、
復習テストは、77.5点で2位(平均点58、最高点80)
実力テストは、67.5点で6位(平均点55、最高点72.5)
でした。
算数は、わりと得意なのでまずまずの成績でした。
勉強時間も算数に多く割いているので、成績に反映されてきた感じはします。
夏休みには宿題だけで「800問」も解いていましたし…
相変わらず、計算ミス、ケアレスミスは少なくないですがこの調子で進んでほしいです。
ちなみに、このような問題が出題されます。かなり難しいですよね。
日曜志望校別特訓の国語
国語は1コマ2時間あり、志望校に合わせた形式のテストと授業で構成されます。
長男は国語が苦手で、大きな失点をする科目です。
国語が苦手すぎて、得意な算数でカバーできないほど失点することがあります。
親としても戦々恐々としています。
私が悪いのですが、『完全な算数・理科系』に育ててしまった歪みが『国語苦手ボーイ』を作ってしまいました。
3兄弟いずれも、小学生にして『バリバリの理系』に仕上げてしまっているので次男も三男も国語に苦戦を強いられそうです。
算数や理科は「明確な正解」が用意されていて、クリアカットな基準で正解不正解が子どもでもわかります。
一方で、国語は、「明確な正解」の基準がよくわからないというのが苦手の原因です。
私自身、国語にはかなり苦しみました…
世代を超えて苦しんでいるなんて、遺伝子的に進歩がなく申し訳ないです。
そして、結果ですが、
63.0点で28位(平均点66点、最高点80点)
でした。
36人在籍するクラスで、28位でしたが平均点より「マイナス3点」でしたので、ギリギリといった感じでしょうか。
実際の問題は、大人でも難しいと感じる文章です。
子どもがこんな問題を読み解けるのか?とも思いますが、実際に入試で課されるレベルです。
平均点でいいので食らいついていってほしいです。
志望校別特訓の理科
理科は1コマ2時間あり、テストと授業で構成されます。
関西の難関中学校の理科は激ムズです。とてもじゃないけど、高得点をとるのは大人でも困難です。
関西難関校の理科の問題を目にしたことがある人は誰しも感じたことがあるはずです。
「こんな問題を時間内で解けるのか!?」
そう思わざるを得ないほど難しいです。
私自身は、大学入試で理科(物理化学)は得点源としていたのですが、その目線で見てもかなり難しいです。
このような問題を小学生から触れているのは、大学入試において大きなアドバンテージとも言えますね。
実際に大学入試レベルじゃないか?って思う問題もありますね。
ですから、理科は
「確実に得点できる問題は落とせない」
ということになります。
特に記憶系の問題は間違いなく正答しなければなりません。
長男としては、国語をカバーする必要があるので、理科も算数と同様に「合格者平均点+アルファ」が欲しいところです。
そして、理科の結果は、
85.0点で9位(平均点82点、最高点95点)
でした。
分野が、生物分野からの出題でしたので、「記憶系」の問題が多く平均点は高得点で、まさに「落とせない」ところでの戦いでした。
ポイントは「差がつく」分野である、物理と化学の計算問題でどれくらい得点できるかです。
今後が非常に大事になってきますね。
日曜志望校別特訓の総合点
三科目の平均点から順位が出されます。
長男は、
三科目の平均点が73.3点でクラス1位
でした。
国語が悪かったのですが、算数を頑張ったおかげで総合順位的には上がりました。
この調子でいってほしいです。
ただ、「公開学力テスト」という月一回全体で行われる実力テストと合算される順位では、公開学力テストの成績が悪かったため順位は10位まで落ちてしまっています。
公開学力テストでは国語が非常に悪かったので、日曜志望校別特訓と公開学力テストを合算すると順位は落ちてしまいました。
常にいい時ばかりではないので、慢心せずに諫めながら勉強を進めてほしいものです。
志望校別入試練習と解説講座
浜学園では、志望校別に、その中学校に特化した「入試練習とその解説講座」が定期的に行われます。
9月以降に灘中学などは5回予定されています。
目標は、
5回中4回(80%以上)は『A判定』を目指す
です。
5回中4回、A判定を出せると「間違いなく合格」と言えるそうです。
長い塾の歴史で培われたデータですから信頼度は高いですね。
この模擬試験では、志望校ごとに
出題形式
時間
問題の傾向
を合わせています。
✅ 志望校に合わせた形式で模試を行い、その後にその解説授業が行われる。
✅ 解説授業の間に講師が丸つけをして成績が出される。
✅ 授業の最後に(仮想の)合格者が発表される。
ライバルの中で、本番さながらに試験を受けて、最後に合格か不合格かも発表されます。
かなり過酷で、現実を直視させられる模試となります。
小学生といえど、過酷な競争にさらされて鍛えられます。
志望校別入試練習と解説講座の成績
長男の成績を見ていきましょう。
算数①は75点(平均点42.3点、最高点84点)
算数②は86点(平均点44.7点、最高点94点)
理科は54点(平均点39.6点、最高点65点)
国語①は34点(平均点44.6点、最高点70点)
国語②は47点(平均点50.4点、最高点74点)
で合計296点で全体5位(合格最低点229点、最高点308点)
でした。
国語は相変わらず平均点以下であったものの、全体で5位でしたので長男も非常にうれしそうでした。
第1回目で、A判定を出すことができたので上々の滑り出しでした。
問題点は、
国語が平均点以下であったことと
理科の時間配分を間違えていたこと
でした。
国語は、合格者平均点を目指しながら勉強を進めていきたいです。
理科はやはり相当難しく、問題を読んで理解するだけでも時間がかかる上に、問題量も多くて時間内に解くのが難しいです。
時間がかかる問題を必死になって頑張るよりは、全体を見渡してとりあえず得点できる問題を解いていく
ということが大事になってきます。
今後、修正していきたいポイントですね。
これから入試日が近づいてくるにつれて、「灘をあきらめたお子さん」たちが志望校を変更して戦いは熾烈を極めてくることが予想しています。
今回が良くても、優秀なライバルが志望校変更してきて順位が落ちる可能性も十分あります。
そのように長男をけしかけて、満足して油断しないように注意しています。
ちなみに、問題はこのような感じです。一部を載せておきますので参考にしてください。
その他の成績
その他の試験の成績などまとめて説明します。
9月公開学力テスト
公開学力テストは、浜学園に通っている3000人の生徒全員が毎月受ける実力テストです。
長男は、国語が相変わらずの低得点で3000人中1200位でした。
算数と理科でもカバーできず、全体では400位と可もなく不可もなくといった成績でした。
悪くはないのですが、相変わらずの国語に加えて、算数が得点できていた問題を落としていたのが響いています。
「公開学力テストよりも志望校別模試のほうが重要」と講師の先生は口をそろえておっしゃっていますが、こちらのテストももうちょっと安定するように頑張っていってほしいです。
算数最高レベル特訓
週1回土曜日に4時間にわたって開催される超難問で構成された算数の授業です。
授業の中で復習テスト、実力テスト、計算テストの三つが行われます。
まぁ、難しいです…
長男は、算数が好きなものの上位クラスの中では下位でした。
ほぼ灘中学を目指しているお子さんが受講していますが、天才レベルはすごすぎるほどの高得点を出しています。
努力と才能の賜物ですね。
長男は灘中学を目指していないので、塾講師のアドバイスで10月で最高レベル特訓は卒業します。
長男は最後まで受講しないことを残念そうでしたが、その分、過去問や国語に時間を費やす予定です。
長男は成績は良くないものの、仲いい友達が多いようで名残惜しそうな顔をしていました。
いまはトップ集団とは差がありますが、大学入試までには距離を縮め、抜くことが大事と言い聞かせました。
まとめ
長男の九月の成績をご説明しました。
なんだかんだで、夏休みに頑張った成果が結果として出てきたので、ひとまずは少しホッとしています。
九月はまずまずの成績でしたが、ライバルも常に勉強しておりすぐに逆転されてしまいます。
そういって背中を押しながら、サポートしていきたいです。
ボクシングのフロイド・メイウェザーの言葉を借りるなら、
お前らが休んでいるとき、俺は勉強している。
お前らが寝ているとき、俺は勉強している。
お前らが勉強しているときは、当然俺も勉強している。
メイウェザーの言葉を受験用に改編
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。
苦しい日々が続きますが、お子さんのサポートをしっかりしていきましょう!
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