今回は、なかなか進まない公文の進度を早める方法について解説したいと思います。
モチベーションを上げるためにも進度を早めて認定証やオブジェをゲットしましょう。
公文式は、プリントを黙々とこなしていく「孤独な戦い」ですが、3、6、9、12月に自分自身の進度が全体でどのあたりなのか順位がわかります。
自分自身がどれくらいの順位なのか知りたいですよね
それを励みにして、継続するモチベーションにすることができます。
公文式は、非常に有名な学習システムですが、単に「計算が早くなるだけ」「漢字をおぼえるだけ」という感じで捉えている人も多いと思います。
私自身、小学高学年の時に公文式を始めたのですが、あまりの退屈さにすぐにやめてしまいました。
公文式が苦痛で、モチベーションの維持や継続していくことが難しいと感じる親御さんも多いと思います。
公文式は小学高学年で始めてしまうと、その単調さからすぐに飽きてしまいます。
公文を始めるならば幼稚園〜小学低学年
がおすすめです。
幼ければ幼いほど単調な作業をさせやすいので、公文式を「習慣化」しやすいです。
中学受験を考えていらっしゃるならば、なおさら低学年から公文式がおすすめです。
その理由は、この記事に書いていますので読んでみて参考にしていただければ幸いです。
長男は公文せずにいきなり浜学園でしたが、私自身が見ている限り「公文から浜学園」のほうがいいと思います。
その理由は、過去記事をご覧ください。
ちなみに、長男が小1の2月から浜学園に通うようになった理由は以下を参照ください。
今回ご紹介する、公文式のおける進度を確認できるシステムは、単調になりがちな公文式のモチベーションを維持する一つの方法になります。
公文が『苦悶』にならないようにしたいですね
また、どのようにしたら、モチベーション維持できる学習法が身につくのか、私の家庭の場合を提示させていただきます。
どのようにすれば、公文を早く進めることができるのか伝授いたします
結論を先に言うと、3Stepです。
クラスを上げるためには最終的にテストに合格する必要があります。そのテストには制限時間があるためできるだけ早く解ける訓練が必要となります。
丸つけせずに公文教室に行ってしまうと、間違い直しだけで終わってしまうことがあるからです。そうすると、教室での勉強が全然進まずに終わってしまいます。丸つけをしていると、間違い直しがありませんから次の教材に進みやすくなります。
公文に行く前に必ず間違い直しをする”]間違い直しをして理解しているか確認が必要です。再度間違うようなことがあれば、なぜ間違いをするのか一緒に考えて克服することが大事です。
なかなか大変ですが、コツコツが大事です。
イチローさんも言っています。
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道
イチロー語録
何事も近道はありません。
それでは、解説していきますね。
? お子さんに公文式を考えている親御さん
? 公文式に通っているが、どのように進めたらいいか不安な親御さん
? 公文式に通っているが、お子さんのモチベーションの維持に苦労している親御さん
? 幼児教育に興味がある親御さん
進度一覧表基準認定証
まずは、これを目指すことになります。
学年相当の教材よりも、半学年以上先に相当する教材を学習している方(高校2年生まで)に、教室から「進度一覧表基準認定証」が渡される。
上の写真の右側の賞状のようなものが、「進度一覧表基準認定証」です。
一定の基準を満たしていないともらえないので、これをもらうために頑張れるというのが一つのモチベーションになります。
三男は次男がこの認定証をもらっているのにすごく憧れるようになって、それをモチベーションに日々公文を頑張っています。
友達の〇〇くん(ちゃん)がもらっている、兄弟がもらっている…などがモチベーションになりますね。
進度一覧表基準は?
具体的な進度の目標はどれくらいでしょうか?
公文式のHpで以下のように具体的に示されています。
国語の進度一覧表基準
このように示されています。
ちなみに、
Aは小1、Bは小2、Cは小3、Dは小4…という位置付けになります。
また、国語は、それぞれ、ⅠとⅡにわかれており、それぞれ1〜200ページあります。合わせると400ページになります。
例えば、
小1の6月末で、認定証をもらうには「AⅡの100」に到達していること
が必要になります。
なお、小5以上も具体的に示されていますが、このブログでは、「幼少期〜小学校中学年」までをターゲットとしているので割愛しますね。
算数の進度一覧表基準
算数は、国語と違ってⅠとⅡと分かれておらず、各アルファベットで1〜200ページとなっています。
例えば、
小1の6月末で、認定証をもらうには「Aの150」に到達していること
が必要になります。
高進度部門
年度末(3月末)時点で3学年先の教材を修了していたら、「高進度部門」として下の写真のようなオブジェがもらえます。
これはめちゃくちゃいいモチベーションになります。
具体的には、上で提示した「進度一覧表基準」の3月末時点で3学年先の教材を修了する必要があります。
私の次男は、1年生のときの9月末でC200と2学年先の3年生までが修了した状態でした。
なんとかオブジェを貰えたらいいなとおもっていたのですが、その後6ヶ月でE80まで到達できました。
その結果、オブジェをもらうことになりました。
三男も次男のオブジェに憧れて、「次は僕も獲る!」と意気込んでますし、長男も口には出しませんが、負けてられないという姿勢が見られて全体的にプラスに働いています。
天才児がひしめく
進度一覧表認定証の裏には度数分布表があります。
世の中、信じられないほどの天才がたくさんいるんだなぁって感心します。
こんなに頭いい子が多いんだとおもうと、日本もまだまだ安泰な感じすらします。 ぽりぽり
どれくらい天才がいるのか見てみましょう
小学校1年算数
2022年3月末の新小学校1年生の算数の度数分布表です。
総数は、52,553人です。
ですから、新小一時点で、小2レベルのBに到達していればトップ20%以内に入っているということになります。
一位はなんと、S200 ベクトル解析、電磁気学を修了しています…
たぶん99.99%くらいの成人が知らないところを修了しているんです。
小1になる前に高校数学に到達しているお子さんも20名ほどいますし、中学生以上に至っては300人以上います。
幼稚園児に微分積分とかどうやって教えるんだろう?
と、思ってしまいますが、公文の教材は解きやすい工夫がされているんだと思います。
というか、そもそも想像を絶する天才だと思います。
小学校3年生の算数
2022年3月末の新小学校3年生の算数の度数分布表です。
総数は、79,278人になります。
ですから、新小3時点で1学年上のDに到達していればトップ20%くらいになりますね。
小3になるまでに、高校数学に到達しているお子さんは150人ほどいて、中学校以上は2,500人以上います。
次男はGに到達していて2,038位でしたが、それでもかなり難しいのやっているなぁって感じていました。
しかし、高校、大学レベルをこなしている子もいるなんて天才はうようよいるんだなぁって日本の底力を見ている気がしました。
必見!公文の進度を早める方法
私の家で行っている方法を参考にしてもらえれば幸いです。
やはり、モチベーションの維持のためにも、認定証(賞状)やオブジェは目指したいものです。
私の家では、どのようにして公文が進めているのか説明しますので、参考にしてください。
なるべく早く公文を始める
できる限り小さい頃から公文を始める。
もうこれにつきます。
子供の潜在能力がどれくらいかわからないうちから、とりあえず始めてみることが大事です。
幼ければ幼いほど単調な作業をさせやすいので、公文式を「習慣化」しやすいです。
中学受験を考えていらっしゃるならば、なおさら低学年から公文式がおすすめです。
その理由は、この記事に書いていますので読んでみて参考にしていただければ幸いです。
早ければ早いほど、公文におけるアドバンテージは大きいです。
反復の繰り返しなので、幼い子ほど習得しやすいシステムになっています。
できれば3〜4歳くらいが適齢
あくまでもこれは私個人の意見です。
私の家では、次男も三男も5歳から始めたので少し遅かったかなと思っています。
宿題の答え合わせは必ず自宅でする
大変だとは思いますが、宿題の答え合わせは必ず自宅でしてください。
公文では、公文教室での勉強が終わると宿題が配布されます。
進度に応じて週2回ですと10〜30枚程度になります。
まず、自宅で子供がときます。
時間を測って必ず解いてください
公文は各教材で200に到達すると、テストがあります。
それが時間制限があるので、その練習のためにもタイムを測っておくべきなのです。
次に、親が丸つけします。
親はどんなに疲れていても、必ず丸つけはすべきです
私も仕事で疲れていて、丸つけすることが億劫ですがなんとかやっています。
丸つけせずに公文教室に行ってしまうと、間違い直しだけで終わってしまうことがあるからです。
そうすると、教室での勉強が全然進まずに終わってしまいます。
丸つけをしていると、間違い直しがありませんから次の教材に進みやすくなります。
公文に行く前に、間違い直しをする
かならず間違い直しをする。解けないならば、なぜ解けないのか一緒に考える。
丸つけをしても、間違い直しをしなければ意味がありません。
必ず、間違い直しをしないといけません。
最初は嫌がりますが、習慣づけしていくとだんだん間違い直しがあたりまえという気持ちになってくれます。
私の家では、できる限り、宿題を解き終わってすぐに答え合わせして、そのまま間違い直しをさせています。
できるだけ、
宿題する→丸つけする→間違い直しをする
は、一連の作業としてするのがよいです。
間を空けると、効果が薄れてしまいます。
まとめると、
クラスを上げるためには最終的にテストに合格する必要があります。そのテストには制限時間があるためできるだけ早く解ける訓練が必要となります。
丸つけせずに公文教室に行ってしまうと、間違い直しだけで終わってしまうことがあるからです。そうすると、教室での勉強が全然進まずに終わってしまいます。丸つけをしていると、間違い直しがありませんから次の教材に進みやすくなります。
公文に行く前に必ず間違い直しをする”]間違い直しをして理解しているか確認が必要です。再度間違うようなことがあれば、なぜ間違いをするのか一緒に考えて克服することが大事です。
となります。
宿題を増やしてもらう
進度を早めるには宿題を増やしてもらうのが手っ取り早い方法でしょう。
ただ、負担増はお子さんが嫌がるかもしれません。
嫌がって、公文式を嫌いになってしまっては元も子もないので、お子さんの進度や余力を考えて検討していください。
中学受験を目指して
最終的に中学受験を目指していくご家庭も多いと思います。
私の家も最終的に中学受験が目標となります。
「最終的に」というのは、幼稚園から小学生の過程における「最終的に」という意味です。
人生の目標ではありません。
公文で弾みをつけて、できれば算数では方程式を目指したいですね。
そのためにも、上に示しましたように、
公文が「苦悶」になるのではなく、進むことがモチベーションとなるように親が導いてあげ、目標に到達できるようにさせて上げることが必要です。
幼い頃の教育には、親の関わり方が大事になってきますね。
仕事で疲れているときもあると思いますが、一緒に頑張りましょう。
私の考えが必ずしも正しいわけではありません。
一つのパターンとして参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント