先日、鉄緑会大阪校で中学2年の保護者会がありました。
資料にはかなり有意義なことが記載されていました。
もちろん
「業者の煽り」
という見方もあろうかと思います。
ですが、多数の合格者を毎年輩出している塾ですから、完全に否定することは無理筋でしょう。
全てに共感する必要はないと思いますが、「それはそうだよね」として取り込んでいく感じがいいのかなと思います。
説明された内容として
「中2という学年は『中弛み』が起きやすい学年」
と評されていました。
公立中学だと内申点があるので、最難関の進学校を目指すのであれば定期テストは手を抜けません。
つまり、公立の進学高校を目指すのであれば「中弛み」はできません。
一方で、私立中学だと高校受験がないので「中弛み」しやすいのでしょう。
「中弛み」自体はあっても問題ないと思います。
ただ、せっかく身についた勉強習慣をゼロにするのはもったいないです。
やはり中2といえど
・家庭学習の習慣の確立
は大事です。
1日1時間でもいいので、毎日続けることに意義があると思います。
社会人になっても、コツコツ継続できる人が勝ち残ります。
社会人になると一発逆転は起こらないのです。
いくら時間がなくても、その限られた時間の中で優先順位をつけて時間を有効利用することにも繋がります。
時間よりも内容や質を重視していくことです。
しんどい中でも、継続していけるかどうかが鍵になりますね。
その「中弛み」が起こらない対策が面白かったです。
「最終的に強制力を持っているのは保護者なので、安易に放任せず、最低限の強制力を働かせるべき」
と対策案を提示されていました。
「自主性」という美名のもとでの放任
は許してはいけないとのことです。
確かに、SNSを見ていると
「自主性」を重んじて介入はしていない
とおっしゃっている親御さんを見かけます。
もちろん、中には「自主性」が高く自走できているお子さんがいるのでしょう。
ただ、騙されてはいけません。
ごく少数です。
一般的には、軽く尻を叩く必要があるでしょう。
ですから、中学受験終わったら勉強が終わりと思わせず、中学受験後も大学受験後も、もちろん社会人になってからも「勉強の日々は続く」と初めから言っておくほうが良いでしょう。
鉄緑会というと、その響きだけでなく噂などから
ひどく勉強させるスパルタ塾
という印象があるかもしれませんが、中学時代のカリキュラムや内容を見るとそれほどスパルタではありません。
宿題も1日1時間くらいで終わる程度です。
まぁその「1日1時間」が難しいのでしょうが。
県大会や全国レベルを目指す運動部でなければ両立は可能なレベルだと思います。
授業の概要も説明されていました。
特に「英語」はおすすめですね。
いわゆる「the受験英語」ですが、体系的に学習できるので頭の中に入りやすいカリキュラムになっていると思います。
中学1年まで扱わなかった長文読解が中2の最初から扱われていて受験に必要な
「正確な英文読解力」
が養えると思います。
難関大学に必要なのは「正確な英文読解」です。
なんとなく、だいたいでは減点あるいは不正解とみなされます。
分詞や関係代名詞がどこにかかるのか、さまざまな構文を正確に理解しているかなどが問われるので「なんとなく」では減点されるのです。
そこを中2から養えるのは今後を見据えると非常に有利だと思います。
ただ、難易度は中1よりグッと上がるので、嫌になる可能性は否定できませんが。
そのほかにも、中学では扱っていない国語、理科や社会での学習方法やおすすめ図書などが紹介されていました。
最後に合格実績を貼っておきます。
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